2016年02月26日

金属コモディティ通貨の方向感

コモデティ価格の転換期でしょうか、原油価格のほか金属価格の動きも変化が見られます。金や銀といった、リスクオフ時に上昇するといわれる貴金属の他、鉄や銅といったベースメタルの価格も底打ちの様相を見せております。これから金属資源国通貨が注目を集めるかもしれません。個人的な注目はブラジルレアルと南アフリカランドです。

ブラジルレアルは、昨年最も下落した通貨のひとつでしたが、年明けからは強めの動きになっています。リスクオフ相場時は大きく下落もするため、安定しているとは言いがたいのですが、明確に強い動きになっています。
鉄鋼石、木材、原油といった、輸出品の上昇が鮮明なため、交易条件もかなり改善されてきているのではないかと推測されます。直近の経済状況自体がそれ程良いとはいえない状況ですが、貿易的には経常収支を含め上昇基調のようです。資本の流出が続いているため、なんらかの拍子で大きく下落する状況は変わりませんが、最悪期は脱したように感じます。

南アフリカランドは、昨年末と年初の2度の大幅下落が続きました。その後は価格水準を切り上げています。金・銀価格は反転し、プラチナやパラジウム価格も比較的おとなしい動きになっています。原油輸入国のため、これからの原油価格の動向が気になるところですが、現在のところは、悪い貿易環境ではなさそうです。こちらもまだ大幅な下落の可能性は残っていますが、方向性としては上方向で見ていきたくなってきました。正常収支の改善が好材料です。


為替市場は年初から急激な動きが多く、あまりリスクが取れる状態ではなかったように思えます。そうしているうちにコモディティ価格が変動し、資源国通貨が有利な状況になっているようです。特に、上記の2カ国は、緊縮的な金融政策を選択しています。こういった政策も当然通貨高に影響をあたえているでしょう。
ここまではなかなか手を出せる状況になかった通貨、そろそろポジションを考える段階に来ているのかも知れません。
posted by いわくら at 21:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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