2016年11月19日

買いたい通貨・売りたい通貨 2016/11/19

ドルインデックスが101ポイントを超え、リーマンショック後の最高値を更新中です。こうなるとアメリカドルの高値はしばらくは続くのかなとも考えられます。しばらくがいつまでなのかは、判断が難しいところです。
アメリカドルは水準的には高値と考えて間違えないでしょう。しかし、長期金利の上昇というのは、単・中期での買い材料としては、かなり大きなものです。


予想の難しい相場環境ですが、主に長期視点での為替予想をしていきます。
実はあまり相場観(資源価格の上昇が今後の相場の基本になる)を変化させず、しばらくは、アメリカドルよりも、資源価格を見ていきたいと思っています。


☆買いたい通貨

・ブラジルレアル(BRL)
春先までの低迷はとりあえず脱し、その後は堅調。直近の安値は押し目買いのチャンスでしょう。資源価格がどうなるかで方向性が決まるところですが、極端に悪化することは無いと思われます。

・メキシコペソ(MXN)
最近の大幅下落は、さすがに安すぎ。そのうち別記事にします。

・ロシアルーブル(RUB)
代表的な産油国通貨。アメリカドルの動きよりも、原油価格への依存が高くなります。長期的な視点で、仕込み時でしょう。

・ノルウェークローネ(NOK)
原油よりも、天然ガスへの依存が高い、先進資源国通貨です。足下での経済悪化の影響が大きいため、ロシアルーブルよりも長期目線で買いたいところです。

・ユーロ(EUR)
特に強調する材料は無いですが、アメリカドル高の反動で、売られています。マイナス金利のため、キャリートレードの調達通貨となっているような感じでしょうか。、今が買い時では無い(この後もっと下落する)可能性も高いのですが、大きく落ちたときに、少しずつ買い増していきたい通貨です。


☆売りたい通貨

・ニュージーランドドル(NZD)
資源国の中で、水準的に割高な通貨です。エネルギー価格の上昇に弱く、鉱物資源なども乏しいため、今後は厳しいかなと思われます。現在は実質金利が高いのですが、利下げ方向なのも気がかりです。

・トルコリラ(TRY)
値上がり要因が特にないのが弱み。経常赤字が大きく、投資資金が引き上げられる段階では、大きな下落が心配されます。輸出工業品の価格推移も要注意です。

・ポーランドズロチ(PLN)
トルコリラほどは割高感は無いのですが、こちらも値上がり要素が弱いかなと思われます。エネルギー価格の上昇とともに、割高感が強調されそうです。


☆その他
中国人民元(CNY)は、長期的には売りでいいような気がしてますが、今では無い。南アフリカランド(ZAR)は、貴金属価格の影響が大きいため、今までのようには上昇しにくいと思います。日本円(JPY)は直近はやや割安かもしれませんが、こういう地合なので食指が伸びません。



アメリカドルの上値については正直わかりません。少なくとも今は天井が見えてはいない状態だと思います。アメリカドルを売っていた資金が、巻き戻っている、ドルキャリートレードの巻き戻りが起きていると推測しているのですが、なんというか、確証が無いというか、相場が見えていないというか・・・・・時間軸が・・・・・


市場は、為替・株式・債券とそれぞれ騒がしいのですが、実経済には影響がない段階です。一番最初に聞いてくるのは、債券金利の上昇。債務の多い企業・対外債務の大きな国家の動向が今後の鍵になりそうです。


posted by いわくら at 02:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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