2016年12月19日

2016年後半のまとめと2017年の予想

早いもので年末になりました。
2016年後半のまとめと、2017年前半の予想です。

2016年後半は、なんといってもアメリカ大統領選挙でした。
選挙前までは、材料も無く、動きの少ない相場展開、値動きを確認してみたのですが、7~10月は資源国通貨がやや強いこと以外は、何も無いといっても良いと思います。
選挙後は、値動きの大きな環境になりました。日本円の大幅安が特徴ですが、円の他にもユーロ・スイスフラン・トルコリラ・メキシコペソが値を切り下げ、アメリカドル・イギリスポンドが値を上げるなど、調整の無い、一方的な値動きが見られます。アメリカ長期金利の上昇が目立ちますが、鉄鋼や銅といった、資源価格の高騰、OPECの減産合意が決定したことによる、原油価格の上昇など、材料は多く、必ずしも、新興国の下落につながらなかったのが興味深いところです。オセアニア通貨が検討するなど、経常赤字国通貨の上昇も目立ちます。
個人的には、アメリカドルの下落を予想していたため、今回の動きには驚かされました。つらい半年でした。


2017年は値動きが大きな相場環境が続くと予想します。
アメリカドルの動きが重要になりそうですが、ここからさらに大幅に上昇するのは難しいと予想します。現状の主要通貨の水準は、偏りが見られ、調整が必要な段階です。アメリカドルの上値、ユーロの下値は、現状が限界付近かと思われます。ユーロドルがパリティを見る程度の動きはありそうですが、そこからの反転は大きくなるの可能性が高いとみています。主要通貨では、日本円は、上昇の余地がありますが、予測しづらい環境。イギリスポンドも先行きは不透明です。

もうひとつのテーマは、原油価格です。足下の上昇基調は投資資金の流入が原因のため、いったん反転すると見ています。来年1年の値動きは、上値を試す展開が本筋だと思われます。WTI55ドルから先はシェールオイルの生産が増加する価格帯といわれているため、中期的な安定水準を55~60ドル程度に見ています。短期的には60ドル以上になることは十分にありそうです。産油国通貨はもう1・2段階程度の上昇を見込んでいます。

最後のテーマは中国人民元です。直近の動きは安定していますが、中国国内からの資本流出が続いているため、外貨準備高が減少中、来年中の人民元の下落は避けられないとみています。経常黒字国のため、崩壊のような形にはならないでしょうが、初動は大きくなる可能性があります。アメリカの長期債や資源価格、アジア・オセアニア通貨への影響が懸念されます。
また、本質的な下落とは違うと思いますが、2016年は年初に大幅に下落しているため、ここから年明け辺りの値動きは注意が必要だと思います。



今年は、為替が政治的な動きに振り回された年と言われました。こういった値動きの場合、基礎的な水準に関係なく相場が動くことが多々あります。実際、足下の水準感はグチャグチャで、何を元に予想するのかが、見えにくくはなっています。そんな中、少しずつですが、材料が整理できてきたのかなと思います。この状態のまま、来年も為替予想に励んでいきたいと思います。
それでは、みなさん良いお年を・・・・・・。

というにはまだ早いので、明日から、個別通貨の予想をしていきます。15~16通貨ぐらいを予定しています。

posted by いわくら at 20:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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