2016年10月11日

各国の原油・天然ガス輸出入金額 対GDP比

各国の原油・天然ガスの輸出入金額のGDP比と経常収支の対GDP比です。
プラスが純輸出、マイナスが純輸入国です。

 
原油輸出入
対GDP(2014)
天然ガス輸出入
対GDP(2014)
経常収支
対GDP(2015)
・ アジア・オセアニア


   日本-3.1%-1.6%3.3%
   オーストラリア
-1.6%
1.1%
-4.6%
   ニュージーランド-2.6%0.0%-3.1%
   中国-2.3%-0.2%2.7%
   シンガポール-12.5%-2.1%19.7%
 
・ ヨーロッパ・その他
   ユーロ圏主要4カ国計(※)-2.0%-0.7%**
   イギリス-0.4%-0.3%-4.3%
   スイス-1.3%-0.2%11.4%
   スウェーデン-1.5%-0.1%5.9%
   ノルウェー9.5%(※)6.2%9.0%
   ロシア13.2%3.0%5.0%
   ポーランド-2.6%NO DATA-0.5%
   トルコ-1.3%NO DATA-4.4%
   南アフリカ-5.3%-0.1%-4.4%
 
・ 北アメリカ・中南米
   アメリカ-1.1%0.0%-2.7%
   カナダ3.6%0.5%-3.3%
   ブラジル-0.5%-0.3%-3.3%
   メキシコ1.3%-0.4%-2.8%


元データ 「世界経済のネタ帳」
※ユーロ圏主要4カ国(ドイツ・フランス・イタリア・スペイン)
※ノルウェーの天然ガス輸入金額はデータがなかったため0として計算


タグ:原油価格
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2016年03月15日

2011年の実質実効為替レートとの比較

資源価格の変動が為替に直接的に影響を与える相場展開です。今後の資源価格の本格反転も考え、資源価格が高騰していた、2011年の為替水準を調べてみました。


・実質実効為替レート2011年平均値と直近値の比較

・ アジア・オセアニア 2011年平均
2016年1月
   変化量
   日本円【JPY】
99.1
73.2 -25.9 
   オーストラリアドル【AUD】125.3102.3-23.0 
   ニュージーランドドル【NZD】107.2104.4-2.8 
   中国人民元【CHY】107.0135.328.2 
   シンガポールドル【SGD】105.1108.83.8 
    
・ ヨーロッパ・その他   
   ユーロ【EUR】99.190.6-8.5
   イギリスポンド【GBP】86.196.210.1
   スイスフラン【CHF】110.3109.9-0.4
   スウェーデンクローナ【SEK】97.588.5-9.1
   ノルウェークローネ【NOK】104.785.4-19.3
   ロシアルーブル【RUB】129.882.4-47.4
   ポーランドズロチ【PLN】107.096.5-10.5
   トルコリラ【TRY】109.6103.3-6.3
   南アフリカランド【ZAR】101.764.1-37.6
    
・ 北アメリカ・中南米   
   アメリカドル【USA】87.9107.319.4
   カナダドル【CAD】116.887.8-29.0
   ブラジルレアル【BRL】128.783.3-45.4
   メキシコペソ【MXN】96.381.8-15.3


データ期間 1994年1月〜2016年1月
データ期間中の平均値を100とする。
元データはBIS国際決済銀行から。

2011年と比較するとロシ、アとブラジルを中心に資源国・産油国が大きく下落したことが分かります。上昇は中国・アメリカ・イギリス・シンガポールの順で4カ国だけとなっています。日本が大きく下落しているのは、日本銀行の大規模金融緩和が始まったためでしょう。

資源価格はまだ底打ちを確かめる展開で、上昇は確実視できません。当然、2011年の水準に向かうことはまだ考えられない状況です。為替も、資源国通貨が上昇するには、もう一押し足りない感じがします。本格上昇まで、もう少し時間がかかりそうです


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2016年01月29日

実質金利2016年1月

2016年1月の各国の実質金利です。

計算式 
 実質金利 = ( 政策金利 ) − ( インフレ率 )

 実質金利の計算には、本来期待インフレ率を用いるのが正式ですが、データの入手性から、インフレ率で代用しています。

 実質金利 前回比(※) 
 日本 (★) -0.3 0.2
 オーストラリア 0.3 -0.2
 ニュージーランド 2.4 -0.3
 中国 2.75 -0.7
 シンガポール 1.32 ----
 
 ユーロ圏 (★) -0.35 -0.2
 イギリス 0.3 -0.2
 スイス 0.55 0.8
 スウェーデン (★) -0.45 -0.5
 ノルウェー -1.55 0.05
 ロシア -1.9 1.9
 ポーランド 2.0 -0.3
 トルコ -1.31 -1.61
 南アフリカ 1.55 0.25
 
 アメリカ -0.2 -0.35
 カナダ -1.0 -0.5
 ブラジル 3.58 -1.28
 メキシコ 1.120.99

(※)前回 2015年7月
★ 国債の買い入れなどの量的緩和を実施している。


相変わらず、ブラジルと中国の大きな値が目立ちます。差はありませんが、若干緩和的な動きになった国が多いようです。ロシア・トルコ・ブラジルの大きな変化は、主にインフレ率の変化によるものです。南アフリカ・メキシコは、アメリカの利上げの為替への影響を弱めるため、緊縮的な政策になっていると考えられます。

タグ:実質金利
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2016年01月26日

世界の原油需給の推移

イランの経済制裁が解除され、イラン産原油の輸出が開始されました。当面の目標は日産50万バレルの増加、その後、さらに日産50万バレルの追加が計画されているようです。この生産増加のインパクトがいまいちよく分からなかったので、原油のマクロ指標を調べてみました。世界の原油の需給の推移です。

 需要前年比 供給前年比供給-需要
2012 90.7     90.9 0.2
2013
 91.9+1.2 91.3+0.4 - 0.6
2014 92.8 +0.9 93.7+1.60.9
2015 3Q  95.4  96.9 1.5
2015 (94.6) +1.8    
2016 4Q (96.7)    
2016(95.8)+0.8    
     
      (100万バレル/日産)
出典 EIA- Oil Market Report


需要・供給共に年1%程度の増加で推移しています。注目は直近2015年3Qの供給量です。各国の生産が増加したこともあり、供給が大幅に増加しています。すでに2016年の需要をまかなえる値となっています。ここからさらにイランの供給増加(0.5〜1.0程度)を想定すると、供給過剰がさらに悪化することになりそうです。ここままの状況ですと、需給のバランスがとれるのは2017年以降になりそうです。

今年の年末までに、供給が削減され、需給が拮抗するパターンも考えます。供給の規模が大きく、産出コストが高いのは、アメリカのシェールオイルでしょう。アメリカ産原油はおよそ日産1277万バレルで、そのうち500万バレル程度が、シェールオイルです。需給が拮抗するためには、日産100万バレル程度の削減が必要と想定しますと、シェールオイルの2割の削減が必要になると推測されます。どうでしょうか。


タグ:原油価格 WTI
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2016年01月07日

リスクオフ相場の予行演習

年明けは、4日連続でリスクオフ相場が続いています。中東・北朝鮮と地政学的なリスク懸念もありますが、本筋は中国経済だと思われます。昨年8月の人民元安→中国株安→世界的リスクオフと同じです。あのときが予行演習で、今回が本番のような流れになっています。ただ正直、実際は、今回もまだ練習で、本番のリスクオフ相場は先に待っているような気がしています。
今後のリスクオフ時の対応のためにも、今回の動きは参考にしておきたいところです。年初からの変化をまとめます。


まず比較的強かった通貨の、昨年末比・対アメリカドルでの変化率です。(リアルタイムで数値が大きく動いてますので、各通貨ごとの誤差が大きくなります。ご了承ください。)

  変化率 
 日本円   2.1%
 シンガポールドル −1.3%
 ユーロ  −0.2%
 イギリスポンド  −1.2%
 スイスフラン  0.0%
 スウェーデンクローナ  −1.4%

※アメリカドルインデックス(DXY)は同期間0.1%の上昇です。

日本の独歩高です。強い順に日本円・スイスフラン・アメリカドル、典型的なリスクオフのときの順位と見ていいと思います。日本円が強いのは、対オセアニア通貨でのキャリートレードの巻き戻しの影響でしょうか。その他、昨日ぐらいまではヨーロッパの通貨が全般的に弱目という印象は受けました。


次に下落率が大きかった通貨です。各種属性も(ざっくりですが)まとめてみます。

   変化率    中国関連    産油国  新興国
オーストラリアドル 
     −3.7% ◎ 
ニュージーランドドル  −3.0% ◎  
中国人民元  −1.9%ーーーー  
ノルウェークローネ  −1.7%no data 
ロシアルーブル
  −3.2% 〇
ポーランドズロチ  −2.4%  
トルコリラ  −3.4%  
南アフリカランド  −3.9% ◎ 
カナダドル  −2.1%  
ブラジルレアル  −2.0% 〇
メキシコペソ  −2.4% 

中国への輸出が多い、オーストラリアドル・ニュージーランドドル・南アフリカランドが大きく下落しています。同じく中国との関連が深い、日本円・シンガポールドルは強いため、中国だけが理由ではないのでしょうが、今回のリスクオフが中国経済・中国市場の影響によって起こったことを表していると思います。私もよく忘れるのですが、南アフリカは、中国への輸出率が大きいので注意が必要です。
産油国は満遍なく下落、ポーランドとトルコは地政学上のリスクの関連でしょうか。その他にもちろんキャリートレードの巻き戻しの影響もあると思われます。


最後はコモデティです。代表的なものだけですが。

     変化率
金 
     
3.7%
  1.6%
白金  −2.6%
パラジウム  −11.0%
原油(WTI)  −10.7%
  −2.8%
鉄鉱  −2.3%

やはり、原油価格の下落が目立ちます。金・銀が上昇していることが、リスクオフ相場の動きを良く表していると思います。パラジウムは南アフリカの主要輸出品でしょうか。影響が心配されます。ここに書かなかったコモディティも、金属を中心に下落基調のものが多かったです。


中国経済の影響に原油価格の下落が加わっているため、データが読みづらいところもありますが、基本的にはリスクオフの流れが見えたような気がします。これ以上あまり大きな流れにならないことを祈りたいですが、どんな状況にも対応したポートフォリオを目指したいところです。


元データ「TRADING ECONOMICS」

posted by いわくら at 21:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 経済データ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする